住民登録
日本に到着してから14日以内に住んでいる場所の役所で住民登録をしましょう。 役所で「住民登録・転入届をお願いします」と言ってください。
持って行くもの
- パスポート
- 在留カード
- 印鑑(いんかん)
- 住所や入国日を事前にメモしておく
- 家族関係を確認できる書類とそれの日本語訳(2人以上の世帯で転入する場合)
- 転出証明書(日本に住んでいて違う場所に引っ越しをした場合)
①の表は役所で書かせるものです。日本語が分からなかった場合は英語のフォーマットをもらってください。書き方が分からなかったら、役所のスタッフに聞いてください。
書く前に知っておくといいことば
- 届け出日(とどけでび):役所に行って手続きをする日
- 異動日(いどうび):新しい住所に住み始めた日
- 転入(てんにゅう):他の場所から新しい場所に引っ越すこと
- 国内転入(こくないてんにゅう):海外から日本に転入したとき
- 世帯主(せたいぬし):一つの住民票の中にかかれている世帯の代表者
- 続柄(つづきがら):世帯主との関係を書いてください。自分ひとりで住んでいる場合は「本人」と書いてください。
住民登録が終わったら、在留カードの裏に住所を書いてくれます。 住所が合っているかどうか確認してください。
国民保険に加入手続き
住民登録が終わったら、国民健康保険の加入手続きをします。
国民健康保険証とは病院に行くとき使える保険証(Insurance Card)です。
国民健康保険に加入すると30%だけ加入者(あなた自身)が支払い、残りの70%は保険料の方で負担してもらえます。日本に長期間在住する人は、かならず加入する必要があります。保険料は必ず払ってください。
手続きが終わったら、保険証は2週間以内に家に送られてきます。
本人または家族が受け取る必要があります。ポストに直接届くことはありません。
もし、家にだれもいなかったらポストや宅配ボックスに不在票が入っています。 入っている場合は不在票にある電話番号に電話して受け取れる時間を伝えて、送ってもらいましょう。
注意
会社で正社員として働いている場合は保険の手続きは会社がしてくれるので、住民登録をするとき会社員であることを言ってください。
マイナンバーカードの申請
日本ではマイナンバー(個人番号)という番号があります。一人に一つ番号が決まっているという意味です。日本で働き始めたら、マイナンバーが必要になります。転入届をするとき、役所がマイナンバーの申請方法について案内してくれますので、その説明のとおりに申し込んでください。
マイナンバーカード(表)
マイナンバーカード(裏)
マイナンバーの通知書やマイナンバーカードの申請方法は家に送ってくれます。届いたら、QRコードをスキャンし、オンラインから申請することもできます。また、申請書を書いて郵送で申請をすることもできます。申請から1か月の後にマイナンバーカードをもらえます。もらったら、大切に保管してください。
国民年金の加入について
日本では、年金制度があります。20歳以上60歳未満の全ての人が加入する必要があります。年金を支払うことで、定年後などにお金を受け取ることができます。ただし、留学生の場合は特別な手続きで免除されることがありますので、詳細は役所にお問い合わせください。
また、会社で正社員として働いている人は、国民年金ではなく厚生年金に加入します。会社が手続きを代行してくれるため、住民登録時に会社員である旨を役所に伝えてください。
口座(通帳)の作成
働き始めたら、必ず通帳が必要です。通帳を作るには銀行に行く必要があります。 下の銀行は外国が作りやすい銀行です。他にもたくさんの銀行がありますが、作れるかどうかは、直接銀行に聞いてください。
口座開設の手続きが終わったら、通帳は当日もらえますが、キャッシュカードは二週間以内に自宅への郵送となります。(これも直接受け取らなければなりません。ポストにキャッシュカードが投函されることはありません。)
日本でよく使われている銀行
- ゆうちょ銀行(Japan Post Bank)
- 三菱UFJ銀行(MUFG Bank, Ltd.)
- 三井住友銀行(Sumitomo Mitsui Banking Corporation)
- みずほ銀行(Mizuho Bank,Ltd.)
通帳を作る時持って行くもの
- 在留カード
- マイナンバーカード(もし持っている場合)
- 印鑑(いんかん/はんこ)
- 入学許可書・学生証(留学生の場合)
- 雇用契約書(働いている場合)
- メモ(自分の住所、働いている会社の名前と住所、電話番号などを書いたもの)
携帯電話の契約
日本では電話のキャリアは大きく三つあります。ソフトバンク、AU、ドコモです。この3つのキャリアでSIMカードを買うこともできます。
もし、電話料金を安くしたいときは格安SIMカードというのもあります。
例えば、AHAMO、Rakutenモバイル, Yモバイル、UQモバイルです。詳しく知りたい人はお店に行って聞いてください。
RakutenとAHAMOモバイルはインターネットからも簡単に契約することができますので調べてみてください。
標準SIM、microSIM、nanoSIMの3種類があります。
事前に自分のSIM Cardがどのサイズなのか調べておきましょう。
SIMカードを買うとき持って行くもの
- 在留カードとマイナンバーカード
- 通帳とキャッシュカード
- いんかん
- メモ(自分の住所、働いている会社の名前と住所、電話番号などを書いたもの)
自転車に乗りたい
日本では自転車は車と同じくルールがあります。自転車は車と同じく道の左側を沿って乗ります。
自転車を乗るときやってはいけないこと
- 二人乗りをすること(5歳以下のこどもは大丈夫)
- お酒を飲むこと
- 他の自転車と横並びをすること
- 傘をさすこと
- 携帯電話(スマートフォン)を使うこと
- 夜ライトをつけないこと
- ヘルメットを被らないこと
自転車の防犯登録
自転車が盗まれたら、見つかるように防犯登録をしておきましょう。
手続きは自転車屋でできます。インターネットで自転車を買った場合は、自転車の防犯登録を行う必要があります。「自転車防犯登録所」の看板が掲示してある防犯登録所(自転車店・スーパー・ホームセンター等)にて手続きをしてください。
手続きが終わったら、自転車にシールを貼ってくれます。
自転車保険
日本では自転車保険があります。加入は地域によっては義務化されています。しっかりと確認をしましょう。
東京都、千葉県、神奈川県などの関東地方、大阪府、京都府等関西地方は加入義務があります。
自転車保険に関しては、必ず市役所か自転車を買うときに確認をしましょう。
自転車で事故を起こしたときのことを考えたら、自転車保険に入った方がいいです。
なぜなら、保険会社がけがさせた人にお金を払ってくれるからです。
自転車の防犯登録・自転車保険加入をするとき必要なもの
- 本人確認(在留カードマイナンバーカード)
- メモ(自分の住所、電話番号などを書いたもの)
- 現金
ごみの分け方
日本ではごみは種類によって分けて捨てます。
ゴミの分け方は住んでいる場所のルール通りに捨ててください。
住民登録をするとき役所からゴミの捨てる方法や回収日などについて教えてくれます。
ゴミの種類によっていつ捨てることができるのかわかるカレンダーをくれる役所もあります。また多くの市区町村ではごみ袋は有料です。コンビニエンスストアやスーパーで買うことができます。
ここでは主なゴミの種類を教えます。
燃えるごみ/燃やすゴミ
生ごみやかみのごみなどのことです。
燃えないゴミ
プラスティック製のものです。割れた皿やコップ、電球などは地域によって更に分別が必要です。
資源ゴミ
リサイクルができるペットボトルや缶、本、新聞、段ボールなどです。
粗大ゴミ
いすやつくえ、大きい家具や自転車などです。粗大ごみの捨て方は市役所で確認をしましょう。
地域によっては、捨てるのも有料です。
家電ゴミ
エアコンやテレビ、冷蔵庫、炊飯器などの家電製品です。家電ごみの捨て方は市役所で確認をしましょう。地域によっては、捨てるのも有料です。